ABOUT

ご訪問ありがとうございます。

京都・二条城の南側でキモノを創作する木村染匠(せんしょう)です。

染匠とはキモノの意匠や色彩を考案すると共に、分業化された製作の工程全般を統括し、意のままにキモノを作り上げることが仕事です。

私たちは、先人から脈々と受け継がれて来た文様文化や染色技法を継承しつつも、時代に応じた感性を取り入れながら、これまで職人の手仕事による伝統的なキモノづくりを磨き上げてきました。

しかしながらライフスタイルの多様化、機械技術の発展により、従来の手仕事のキモノは衰退し、今や熟練した職人は希少となっているのが現状です。

それゆえに私たちは、この伝統的なキモノづくりを継承することが使命だと考えます。

また、長年低迷してきた呉服業界がコロナ禍の影響で一段と悪化し、本格的な手仕事でキモノを作る木村染匠への発注依頼も激減しました。

このままでは我々の仕事がなくなるどころか、高度な技術を持った職人たちをも失うことになる。

販売店がどんどん休業する中で、どうしたら我々のキモノを知ってもらえるのか、自分たちが大切にしていることは何なのか、伝統産業に従事する我々がこれからの未来に残したいものは何なのか、改めて考えました。

そこで着目したのは創業より三代にわたり、こだわりの伝統意匠を受け継いできた当社の図案の蓄積です。この和のデザインの魅力をより多くの人に知ってもらい、このデザインを自由自在に組み合わせて、自分だけのキモノを誂えることができる喜びを知ってもらいたい。

そんな想いを込めてお届けする木村染匠株式会社のアレコレ。

ぜひお手に取っていただき、キモノの魅力に触れていただけると嬉しいです。